| ★縄巻修巳★ |
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| 静岡県牧之原市出身。 |
| 広島大学入学時より都山流尺八、現代邦楽を学ぶ。 |
| 横山勝也氏に師事、海童道及び琴古流尺八を学ぶ。 |
| 山下無風氏に師事、古典奏法、現代奏法を学ぶ。 |
| 篠笛・能管を望月太八氏に師事。 |
| ポピュラー、歌謡曲、映画音楽など、世界の様々な音楽を笛で演奏している。 |
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| 指導：藤枝しの笛の会 岡部篠笛の会 榛原篠笛の会 磐田笛の会 |
| 講師：ＳＢＳ学苑藤枝（尺八・篠笛） SBS学苑浜松遠鉄（尺八・篠笛） |
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| 戦後、ようやく日本が落ち着いて来た頃、静岡の片田舎で農家の次男として生まれ |
| ました。小さい頃から音楽が好きで、小学校に上がる前から家にあったハーモニカを |
| 吹いていました。知っている曲は何でも吹けました。学校でハーモニカを教わった時、 |
| はじめて左右逆に持って吹いていたことを知りました。縦笛も大好きでした。 |
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| 中学校の音楽の授業も好きでした。特に音楽鑑賞の時間は楽しみでした。当時は |
| まだまだ珍しかったステレオ。先生がレコードを本当に大切に扱いながら、ゆっくりと |
| 針を落とす。その後から聴こえてくる素晴らしい音色,メロディー。うっとりと聴いていま |
| した。家の人に頼んでウクレレを買ってもらい、そして自分で町へ行ってオカリナを買い |
| ました。中学校ではトロンボーンとコルネットを吹きました。トロンボーンはまだピストン |
| のものでした。吹くのは好きでしたが、両方とも高い音が出なくて自在にというわけに |
| はいきませんでした。 |
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| その後、高等学校を卒業するまでの貴重な時間、楽器と接することはほとんどあり |
| ませんでした。スポーツクラブに入ったり、受験勉強などのためでした。ギターを買った |
| ことはあり、「禁じられた遊び」を弾きましたが細かなテクニックの必要な楽器は性に |
| 合わなかったようです |
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| 大学ではフルートを吹きたいと思いましたが、これは諦めました。試しに覘いたサーク |
| ルでは新入生でもフルートの名手ばかりで私は気後れして帰りました。その時、声をか |
| けてくれたのが邦楽部の尺八の人でした。「尺八で歌謡曲やジャズを吹ける」・・・・その |
| 言葉で入部しました。その後の私の一生を決定づけた時でした。 |
| この時代、邦楽界は現代邦楽の一大ブームで、私もいっぱしの音楽家になったような |
| 気持ちで数年間まさに尺八三昧の日々でした。様々な尺八演奏家の音色や奏法に憧れ、 |
| 片っ端から真似をしました。プロ演奏家のコンサートを開き、学生による現代邦楽グルー |
| プも作りました。また、尺八界の巨匠横山勝也先生に師事し、古典奏法など多くを学び |
| ました。これまでの人生の中で最も熱い心の日々でした。 |
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| しかし、やがて邦楽としての尺八のあり方に次第に息苦しさを感じてきた頃、私は静岡 |
| の田舎に帰っていました。 その後は、仕事の傍ら方向の見えないまま細々と吹くのみ |
| でした。 |
| この間、木部崎幸子先生に篠笛の手ほどきを受け、そして望月太八先生には古典的 |
| 美しさを現代に生かす篠笛の奏法や能管を学びました。さらに大きな転換を迎えたのは |
| 山下無風先生との出合いでした。無風先生は尺八のポピュラー音楽の世界での可能を |
| 自ら示されていました。尺八らしさを失わないで自由に吹いていくこと。初めてご一緒に |
| 吹かせていただいたとき「君は演歌を吹くために生まれてきたような男だな」と仰ってい |
| ただいた感激は忘れられません。このままではいけないと思いつつ、あっという間に２０ |
| 年が経とうとしていました。 |
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| あと１０年もすれば定年を迎える、そういう年齢になったと思った時、ようやく私の気持 |
| ちがふっ切れました。迷わず退職。そして青春時代の思いを繋ぐことになりました。 |
| まず始めたのは家内の電子オルガンとのデュオ。この楽器と組めば、殆どあらゆるジャ |
| ンルの音楽が演奏できました。琴やギターなどとも共演を始め、知らなかった音楽世界を |
| 体験しました。 |
| 今、尺八の想像以上の可能性を肌で感じています。そして、共演者や聴いてくださる人 |
| 達とともにその世界を広げ、また一方で自分のスタイルをつくり上げたいと願っています。 |
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| １９９０ 日本映画「愛のうつし絵」音楽出演 |
| １９９２ アメリカ合衆国にてコンサート |
| １９９３ 大島ミチル氏と共に「勝間田城音絵巻」をプロデュース、共演 |
| １９９９ ＮＨＫＦＭ「邦楽のひととき」にて「壱越」放送 |
| 尺八・箏・十七絃トリオ「バンブーシュート」結成 |
| ２０００ |
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バンブーシュートＣＤ「砂漠の緑」リリース |
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ロシアクラスノヤルスク州芸術文化庁の招へいにより、バンブーシュート
ロシア公演 |
| ２００１ |
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ＮＨＫＦＭ「邦楽ジョッキー」にて自作曲「いなかみち」放送 |
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| 東京国際尺八サミットコンサートにゲスト出演 |
| ２００３ |
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バンブーシュートＣＤアルバム 世界の名曲集「黒い瞳」 |
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| 日本抒情歌集「宵待草」リリース |
| ２００９ |
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藤枝文学館「世界のむかし話と音楽」シリーズをプロデュース |
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| ２０１０ |
ＮＨＫ−ＦＭ「邦楽ジョッキー」にて「ケルトの子守唄」放送 |
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| 藤枝文学館「世界音楽紀行」「マチネーコンサート」プロデュース |
| ２０１１ NHK-FM「邦楽ジョッキー」にて「海辺にて」放送 |
| NHK-FM「邦楽ジョッキー」にて「ロンサム・ムーンライト・ワルツ」放送 |
| NHK-FM「邦楽ジョッキー」にて「黒いオルフェ」放送 |
| ２０１２ テレビ朝日「いきなり黄金伝説」にて「村祭」放送 |
| NHK-FM「邦楽ジョッキー」にて「黒い瞳」放送 |
| ２０１６ ＮＨＫ-ＦＭ「邦楽ジョッキー」にて「Ｓｉ Ｂｈｅａｇ Ｓｉ Ｍｈｏｒ」放送 |
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