2011年 7月
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7月31日 「いろいろ、、」
29日に娘が帰省しました。一度家で食事してから病院へ。入院している身
内には娘の帰省を前々から言ってあったので特に驚きはしなかったけれど
喜んでくれました。いつまでいるの?お父さんによく顔を見せてあげなよと
少し力のなくなった声で言ってくれました。姪たちもなんとか時間をやりくり
して遠方から身内に会いに帰って来ました。面変わりしたのを見て後で泣い
たと姉に聞きました。もう治療もできず病院も出なければならないようです。
窓の外に目をやると、昨年、猛暑の中で滝のような汗を流しながら庭の草を
刈ってくれた姿を思い出します。差し出した麦茶を美味しそうに飲んでくれま
した。あんな無理をさせてはいけなかったと今更ながら反省しています。
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修巳はここのところ連日のように演奏に出掛けています。昨日は演奏の後で
(疲れからか)体に震えが来たそうです。お風呂でゆっくり体を温めて欲しい
のにシャワーしか使わないし、たまには飲まない方がいいと思うお酒もやめ
ないし、やたらと扇風機の風に当たるので心配です。修巳の祖母は舌ガン
でした。修巳の父は前立腺ガンです。癌イコール冷えではないですが、体を
冷やさない方がいいのではと心配しています。
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友人からメール。「家庭菜園でたくさん成り過ぎちゃった。手伝ってくれる?
それと、こんな時になんだけどお葬式の花束をもらったんだよ。使う?」
身内の命がいつまで、、、という時なのでギョッとしたけれど、十数年前に
若くして胃癌で亡くなった従兄弟の墓参りに行くつもりだったのでもらうこと
にしました。とても綺麗な白百合の花束です。身内の延命に力を貸してくれ
と頼みに行くつもりです。
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明日は藤枝市の心岳寺で二人で演奏です。朝から出掛けます。身内のこと
が心配ですが、お客様の喜んで頂けるよう頑張って来ます。
   
7月19日 「病院」
末期癌を宣告された身内の容態が思わしくなく、先週の土曜日、昨日と夜間
救急のお世話になりました。何も食べられず、水を少し飲んだだけで何倍もの
量を吐き、その吐き方が尋常じゃないので病院に連絡してすぐに連れて行き
ました。土曜日も昨日もエコー、レントゲンの後で点滴をして帰宅しましたが
結局今日入院しました。以前入院した時は検査入院だったので、容態が悪く
なっての入院は気が重いです。とても痩せてしまい体の痛みも訴えるように
なったのを代わってやることもできず、ただ、ただ、病院に淡い期待を寄せ、
でも、病気が病気なだけに医師も限界があるのだろうと下を向くばかりです。
あまりに吐き過ぎて食道に炎症を起こしているそうです。
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病院で付き添ったり頼まれた用事を済ませるためにあちこちへ行き、自分の
仕事、身内の代わりの仕事、父の仕事の手伝いと多忙ではありますが、喉が
乾けばお茶を飲めるしお腹が空けば食事もできる。私はなんて幸せなんだろ
うと思います。修巳も血圧の薬を飲んでいて最近痩せはしたけれど、毎日変
わらずに飲食できます。娘も猛暑に負けずにいてくれているようで本当に有り
難いことです。少しでも身内の状態が良くなるようにと祈るばかりです。
 
7月12日 「あれこれ」
たまに2人で近くの回転寿司に行くことがあります。食べ終わったお皿をテー
ブルについている投入口に入れるのですが、最近、一枚一枚入れるごとに音
が鳴るようになりました。子供が喜ぶようにしたのでしょうけれど耳障りでたま
りません。お店にあるすべてのテーブルからお皿が一枚一枚入れられる度に
「ヒュ〜ドカン!」「パンパカパーン」みたいな音がするんですから。行ったこと
はないけどゲームセンターってこんな感じ?子供の多い土日だけにして欲しい。
             ワンピース下敷きが当たりました
        
         
換気扇のフィルターがだいぶ汚れてきたので交換しようと思ったのですが
あまり馴染みのないメーカーの廃盤機種なのでなかなか手に入りません。
メーカーに問い合わせたら「エイデンにあります」と言うので買いに行きました。
でも結局店頭になくて取り寄せることに。手続きをして駐車場に戻って来たら
さっきは空いていたところに車が、、。何気なく目をやって「おっ!?」
      
車内にいさせて熱中症になるのを防ごうというわけですね。落ち着いた顔で
いるところを見ると、日頃からこういうスタイルにしているんでしょう。飼い主
さんの努力がよくわかります。ただ、、駐車場には強い西日が射し、足元から
熱気が立ち上ってきてかなり高い温度になっていました。写真ではわかりま
せんがハァハァしていたのでちょっと心配になりました。
   
7月6日 「家族で」
先月テレビで、三島市の佐野美術館で人形展をやるというCMを見ました。
人間国宝「平田郷陽」歿後30年記念の大回顧展です。テレビの画面だけでも
作品の凄さがわかりました。私もそうですが娘もこういう展示を見るのが大好き
なので、無理と思いつつ誘ったところ「7月3日なら行ける。」と言うので三島駅で
落ち合い、久しぶりに家族揃って美術館に行くことにしました。
         
         平田郷陽作品集より
                           
            美術館チラシより    
         
「生き人形」といわれるだけあって、これが木とは到底思えませんでした。
期間中に作品入れ替えをしたそうで、残念ながら一番見たかった下の画像の
人形は見られませんでした。画家もそうですが郷陽も初期から後期にかけて手法
が随分変化していました。私はこの画像のような初期の作品がとても好きです。
市松人形も良くて、姉が市松人形が好きなので見たら喜んだだろうと思いました。
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美術館を出てからすぐ近くの柿田川湧水を見ました。あとからあとから湧き出る
水は美しく澄んでいました。公園内のお店でお蕎麦を食べてから、娘が靴を買いた
いと言うので静岡まで戻って来ました。修巳と別行動で靴を探しましたが気に入る
のがなくて時間切れ。静岡まで来たのならと藤枝まで娘を連れて来ました。両親は
とても喜んでくれました。手土産などなくても元気な顔を見せることが一番の孝行
ですね。次に娘が帰るのは8月。ますます暑くなるので元気でいて欲しいです。
   
7月1日   「有難い連携プレー」
  先日癌治療をしている身内を連れて東京へ行って来ました。紹介された免疫療法
の病院で血液検査をするためです。身内は元々足が悪く、また癌になってから10
キロ痩せてしまったため、駅の構内や階段を歩くのは大変だろうと思い、旅行や通
院を目的とした軽量の車椅子を購入しました。
         
ただ、車椅子を持って電車に乗るのは初めてだし人を乗せて行くのは力も要るだろ
うと親類の者に来てもらいましたが男手があるのは本当に助かりました。何もわか
らず改札口を抜けてエスカレーターに向かったら駅員が「こっちにエレベーターがあ
りますよ!」と教えてくれました。新幹線に乗るまで駅員が付いて来てくれ、乗ったら
今度は車掌さんがやって来て「降りる時にまた参ります。」と丁寧に声を掛けてくれ
ました。新幹線を降りる時に忘れずに来て出口まで誘導してくれ、ホームに下りたら
今度は別の駅員が待機していて改札口まで車椅子を押してくれました。そこにまた
別の駅員が待機していて誘導してくれ、山手線に乗る際、駅と電車の間に板を渡し
て車椅子がつっかえずに乗れるようにしてくれました。目的地の原宿のホームでも
別の駅員が板を持って待機していて出口まで誘導してくれました。当然ですが帰路
もまったく同じ様に見事な連携プレーで地元の駅まで安心して帰ることができました。
          
そういう風にやる決まりだ、仕事だと言ってしまえばそうなんですが、関ってくれた
駅員一人一人がおざなりにやっているという感じはしませんでした。年配の駅員だ
けでなく、娘とあまり変わらないくらいの若い駅員も誠実な態度でした。普段車椅子
で駅に行くことがないので初めて知ったことでしたが、これなら遠方でも心配なく治
療に通えると嬉しくなりました。
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6月の最後に書いたエアコンの故障は外機の基盤とモーターを修理して復活しまし
た。予想外の出費ではあったけれど買い換えるほどの値段じゃないので修理で良し
としました。