4月29日 「今日は」
娘が今日二十歳になりました。いつにも増して大切な区切りの誕生日ですが
本人は不在。来月ちょこっとだけ帰って来る予定です。以前は「みどりの日」
だったので名前を決める時に「みどりちゃんにすれば?」と言われたこともある
のですが「みどり」にしなくて良かった。綺麗な名前ですが本人にまったく似合
いません。来年は成人式。お正月に生地を選んだ着物が先日出来あがりました。
私と同様娘も着物が大好き。「お母さんの帯を使いたい。」「帯に似合う着物を
一緒に選びたい。」と言っていたのが叶ってとても嬉しいです。
   
修巳の弟子で、いつも美味しい物をくださる青野さんの娘さん(娘さんもお弟子
さん)が、一年の予定で大学を休学して四国へ行きました。うちの娘の高校の
先輩にあたる娘さんですが、尺八を始める時も、コンサートで修巳を観てすぐに
「習いたい」と自分で電話を掛けて来た行動力のある子です。大学を休学して
でも関心を持ったことにどんどんチャレンジする姿は素晴らしいと思います。
またまた四国の美味しい物を頂きました。
          讃岐うどん              文旦とドレッシング
             
   
福島の原発20キロ圏内に残された動物たちについての問題は深刻で、書き
たいことはたくさんあるのですが、このホームページは修巳の活動をお伝えす
るのが本来の目的なので、犬猫ブログの方にお邪魔して対策を練ろうと思い
ます。
   
4月22日 「命をつなげたい」
3月23日。パソコンで地震関連の記事を読んでいたら、朝日新聞社速報ネット
ニュースに「福島第一原発の放射能を恐れ人が避難し始め、物資輸送も滞り、
深刻な食料不足に陥っている」という記事がありました。津波のあった海岸の
写真が載っていて「海岸通りは人影もなく犬がさまよっていた」と、、。
  
                                  画像:asahi.com
「さまよっていた」で終わらせちゃ困るんだよ。すぐに東北被災ペットレスキューに
情報をメールしました。保護活動をしている団体にもメールしました。同じ思いを
持った人がいたようで画像付きで救助要請をしている人もいました。何日かして
「保護した子に似ている」と情報が寄せられました。
               保護されたわんこ
さまよっていた地区と保護された地区は違うのですが、さまよい歩いて移動したと
考えられなくもありません。間近で見ていないので100%確証は持てませんが
似ていると思います。どうか保護された子がこの子でありますように。
  
4月20日。毎日見ているブログに「知人が迷子になった飼い犬を探している」という
記事が載りました。情報求むと。
             ティル君
原発20km区域の犬で、飼い主さんが避難所から隣りの人と交代でご飯をやりに
行っていたそうです。親戚の人が引き取ってくれることになり迎えに行ったら行方
不明になっていた、飼い主さんはずっと泣いていると。迷子掲示板に掲載したそう
ですが、保護団体を調べるほうが早いと思いあちこち探して回ったら、、、いた!
     
「アニマルエイド」という保護団体が南相馬市小高地区で保護していました。「呼ん
だら嬉しそうに駆け寄って来てそのまま車内に入った」そうで仮名を「熊五郎」と
つけて東京に連れて行ったと書いてあったので、すぐブログ主さんに連絡しました。
避難所にいる知人さんがブログの画面で確認され、今週末にも東京に引き取りに
行くそうです。熊五郎、、、じゃなくてティル君、長生きしてね。
   
一部の犬や猫は保護されて飼い主の元へ帰ったり里親に引き取られたりしてい
ますが、誰も迎えに来ずケージの中で寂しくしている子達がたくさんいます。それ
でも保護されたならいいです。原発20km圏内はついに立ち入り禁止になりました。
保護団体の呼び掛けに応じて多くの人が(私も)総理官邸、環境省、原発保安院
などに動物の救助をお願いしました。環境省が立ち入り禁止区域からのペットの
移動を検討しているという情報を聞きました。どうか本当に動いてくれますように。
   
4月15日 「厳しい現実」
前の日記で、被災地にとり残された犬猫を救いに行くボランティア団体のために
ペットフードや支援金のお願いをしました。自分も今できる限りの支援をしました。
ここを見て行動を起こしてくださった方がいましたら深く感謝申し上げます。
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屋内にとり残された猫を救うべく昨日被災地に向かった団体の報告記事を見て
声も出ませんでした。頭と尻尾を残して骨になった体、共食いの果てに死に果て
た姿。どの子も皮一枚といっていいくらいに痩せていました。飼い主の帰りを待っ
て待ってどんなに鳴いただろう。水さえなくどんなに苦しかっただろう。話を聞いた
だけで、写真を見ただけでもうたまらなかったです。犬や猫(その他の動物も)は
飼っていた人にとって家族同然の掛け替えのない存在です。いま、ボランティア
団体は原発立ち入り禁止区域にとり残された動物を救う許可を環境大臣に求め
ています。防護服着用や数値を計るなどは国の指示に従うわけですが、とにかく
飼い主が一度家に戻って連れて来る、あるいは救済団体がレスキューに行ける
ようになることを切に願い私も要望メールを送りました。生きている望みは少ない
ですが、たとえ一匹でも、残っている命があるならば一刻も早く救われますように。
   
4月10日   「お願い」
今日は一日中薄い雲がかかり花見には少し残念な空模様になりました。毎年3月
も中旬になると「桜はいつかねえ。」と話題にするのですが、今年は大震災で頭が
いっぱいで町に出ても花を気にすることさえ忘れていました。気がつくともう盛りを
迎えた木々が多く慌てて両親を誘いました。近くにある市の名所、蓮華寺池公園に
行きましたが(満開の木も多いけれど)全体的には七分咲きという感じでした。
父は最近体調をくずしていましたが思いのほか食欲もあり、食事をした後で景色を
見ながら少し横になり「気持ちが良かった。」と喜んでくれました。1時間もないほど
の短いお花見でしたが行って良かったです。
               
     
 *被災動物に関するお願い*
以前も書きましたが、助けるべきはまず人間であることは言うまでもありません。
ただ、人間と共に暮らして来た動物達も助けるべき対象であって欲しいです。
震災後、飼い主が亡くなったり、避難の過程で断腸の思いで手放した動物達が、
さまよったり、ケンカの末の傷で死んだり、繋がれたまま餓死しています。幾つかの
ボランティア団体や個人が各地に向かい、路上でさまよう犬猫を保護したり、保護
できない子たちのためにご飯を置いたりしていますが範囲が広すぎてとても追い
つきません。牛や馬たちも気が狂ったように餌を求めて鳴き叫んでいるそうです。
いまのところ、団体や個人の方がやれるのは犬猫の救済です。外にいる子たちは
目につく可能性がありますが家の中に置き去りにされた猫は命の限界時間が過ぎ
ようとしています。このHPをどこの地域の何人の方が見ていらっしゃるかわかりま
せんがどうかご協力をお願いします。
  *被災現地に出向き動物に餌と水を与えてくださる方(犬猫以外でも)
  *水を運ぶポリタンク、洗面器、犬ドライフード、子猫、成猫ドライフード、
    ウエットレトルトをご協力頂ける方
        日曜・月曜除く12時から17時 
      〒210-0834神奈川県川崎市川崎区大島4-23-13-1F
       TNR日本動物福祉病院 ボランティア事業部宛
                TEL 044-276-9388
   こちらまでご連絡、あるいは送付をよろしくお願い致します。
  *支援金を提供して頂ける方
    郵便振替 00240-3-17767 口座名義 犬猫救済の輪
    横浜銀行 大島支店 (普) 1189874 口座名義 犬猫救済の輪
              
    郵便振替は、通信欄に使途目的(例ー被災動物)と明記ください。
    銀行振込の場合、お名前の前に使途目的(ヒサイ)とご記入ください。
   
              2回目に私が送る分です。
  一度でもいい、クリックして見てくださるようお願いします。     
        *犬猫救済の輪(今回お願いの連絡先、送り先です)
        *NPO法人 犬猫みなしご救援隊
        *ケンの家
        *東北地震犬猫レスキュー
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うちのくーちゃんは「犬猫救済の輪」から引き取った子です。代表の結さんは先月
脳梗塞で倒れて入院しましたが、左半身がほとんど動かない体に鞭打って被災地
に行って保護活動をして来ました。皆様どうかご協力をよろしくお願い致します。
  
4月5日   「あれこれ」
4/3に私の元生徒が東京で結婚式を挙げました。先月電話で彼女と話をしたのは
大震災から2週間後。震災の日は2時間かけてマンションへ歩いて帰ったそうで、
「こういう時に結婚式をやっていいのか本当に悩んだけど、式場もやる方向で動い
てくれてるしなかなか延期も難しいので。」被災地の人達に気を遣いつつも予定通り
挙式することにしたと言っていました。彼女は私と同じ藤枝市出身。東京で知り合った
彼も偶然同じ静岡県民。列席する親類一同もみなこちらの人です。肌寒い日ではあっ
たけれど彼女の白無垢はとても美しく、明治神宮の風景によく映えたと彼女の兄嫁
である私の生徒のお母さんから聞きました。末永くお幸せに。
    
震災から3週間ぶりに救出された犬のニュースはもうご覧になったと思います。雪も
降ったし夜はもちろん昼間でも氷点下の(しかも)海の上でよく生きていてくれたもの
です。2才と若かったことも幸いしたのか思ったより元気でしたね。飼い主と名乗り出
てくれても違う場合もあると慎重になっていた様ですが、あの犬の喜びようを見れば
間違いなくあの女性は飼い主さんです。「バンくん、どうしたの。」と言ってたけどメス
だよね。海上保安庁の皆さん、救出有難うございました。(飼い主さんと、喜ぶバン
ちゃんの後ろに飼い主さんに会えない犬達が何匹もいたのが悲しかったです)
     
春休み中にハワイに旅行した鈴木さんからお土産をもらいました。暗くてうまく写って
いませんがマカダミアナッツチョコレートです。まだ娘がいる時に頂いたので私と娘で
あっという間に食べてしまいました。
                       
修巳の弟子の青野さんからまた美味しいお餅を頂きました。おばあちゃんが作って
くれましたが色付けは青野さんがなさったそうです。とにかく美味しいです。
             横にあるのは袋に入った黄な粉です
     
桜の木の下でバカ騒ぎをするのは嫌いですが、厳しい冬の寒さを乗り越えた春の花を
しみじみ眺めるのは好きです。少し体調をくずしている父が「桜を見たい」と言っていま
す。近くの蓮華寺池公園が満開になったら連れて行ってあげようと思っています。
 
 
 
 
 
2011年 4月
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