2011年 3月
過去の日記年表へ
3月30日 「あれこれ」
以前、県外の大学に通う姪が、20歳の時成人式に出られなかったので遅ればせ
ながら振袖を着て記念写真を撮ったと日記に書きましたが、もう一人、成人式当日
に帰って来られなかった姪が春休みを利用して振袖の写真を撮りました。品の良い
着物や帯、髪飾りなど一式は笛の会の越智さんが貸してくださいました。
                 琉球紅型モチーフの綺麗な着物です。                               
            
          
娘が帰省する度に一緒に映画を1本観ることにしています。今日大学に戻る前に
藤枝のシネ・プレーゴで「ナルニア国物語3」を観ました。本当は「英国王のスピー
チ」にしたかったのですが、「ナルニア国物語」を1、2と観たので3を観ないと気に
なるというからこちらにしました。3Dメガネを掛けて観ましたが期待したほど立体
的に感じませんでした。(ところどころメガネを外してみましたがさほど変わらなかっ
たです)メガネを掛けると子供達の白い綺麗な肌が暗くなってしまうし、風景も暗く
なってしまうのが不満でした。映画はとても面白かったです。観終わって一度家に
帰り食事してから娘を駅に送りました。
  
地震の被災地で飼い主を亡くしたり、逃げる時に離れたりしてさまよっている犬猫
がたくさんいます。食べる物もなくガリガリに痩せている姿は哀れそのものです。
中には保健所に連れて行かれる子も何匹もいます。少しでも救おうと幾つかの団
体や個人が、寄付された食料やキャリーバッグ、ケージなどを車に積み現地入りし
ています。まず人間が先、人間第一には違いないのですが、何もわからず突然放り
出されさまよう動物も哀れです。原発の避難の際、2〜3日で帰れると思い繋いだ
ままにされた犬達はどうなってしまうのか。家に置き去りにされた猫達はどうなって
しまうのか。心配でたまりません。今日被災地に出発するという「犬猫救済」さんに
ペットフード、シーツ、タオルなどダンボールに詰めて送りました。
東北地震犬猫レスキュー」というサイトで情報を募っています。一度ご覧ください。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3月も明日で終わりです。11日のことは悪い夢だったんじゃないかと思いたいの
ですが、テレビを点ければ厳しい現実を突きつけられます。どうか一日も早く生きる
道筋ができますように。心から祈っています。
   
3月25日 「心構え」
東北・関東大地震(11日)の3日前に娘は家に帰っていたため大学やマンションで
地震に遭うことはありませんでしたが娘の大学は6号館の天井が落ち、1号館と2
号館の間も破損し、電車がストップして帰れなくなった学生達はコンサートホールに
泊まるという事態になりました。部屋の物が落ちて散乱したという先輩もいたので
娘は先日自分のマンションを見に行きました。7年前に建てられたマンションで耐震
構造がしっかりしているお蔭かギターが倒れていたくらいで特に被害はありません
でした。新宿の楽器店に楽器の修理を頼みに行ったら節電で店が2時間早く閉店
するので当日には仕上がらないとのことで1泊の予定が2泊になりました。電車や
バスの本数が減っていたり、店の電気が半分消されていて薄暗かったりと地震の
影響を感じる部分もあったようですが、この程度のことは被災地の方に比べたら
どうということもないですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はこの一年、地区の組長をやり避難訓練にも参加して来ました。去年の避難訓練
の際、防災委員長が、集まった地区の人達に「皆さん、地震の際は避難所に来ない
でください。」と言いました。「避難所に行きさえすればなんとかなる、支援物資をもら
える」と頼るばかりでなく、自分の身は自分で守る、3日間くらいは自力でしのげるくら
いの物は日頃から用意しておくという心構えでいてくださいという意味です。(今回の
被災地の皆さんが避難所を頼って甘い考えでいたという意味ではありません)
今回改めて家の避難道具を点検しました。「家が潰れるかもしれないから庭に置く」
という友人もいました。うちもそうですが、動物を飼っている人は避難所に入れない
場合も多いので組み立て式のケージの用意は必須です。いざその時になると頭で
考えた様にはいかないとは思いますが、それでもまず自分のことでなるべく迷惑を
掛けないようにして、できる限り人の役に立てるように考えていこうと思います。
      
3月19日 「できることで応援」
娘が中1の頃に新潟県中越沖を震源とする地震が起きました。その数日後に修巳
と一緒に演奏する方が当時大きい被害を被った小千谷市の出身で、身内の方が
厳しい境遇にいると聞きました。「ボランティアで行って手伝いをしてあげたい。」と
言った私にその方は「ボランティアする人もろくに水も飲めなければ寝る所もないん
ですよ。その前に、新潟の厳しい寒さに耐えられますか?雪もろくに降らない暖かい
土地で育った人は寒さに耐えられなくて熱を出してかえって迷惑になるってことも
あるんですよ。」と静かに言いました。私は自分の甘さを痛感しました。現地に行って
みんなの役に立ちたいという気持ちに間違いはないのですが、自分もろくに飲まず
食わずで寒い所に寝て、という状況でボランティアをやるのだという現実をしっかり
考えていませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の地震と津波がもたらした被害は想像を絶するもので、逃げる方が映した
津波に流される家々や車に言葉を失いました。支援物資が届かず凍てつく寒さの
中で薄い毛布一枚で寝ている人達を見ると今すぐ何とかしてあげたいと心底思い
ます。支援物資が届いた中継点から避難所まで運ぶ車やガソリンが足りないなら
少しでも歩いて届けてあげたい。炊き出しの手伝いでもいい。一番やりたいのは
飼い主を失いさまよっているかもしれない動物の確保やえさが届かず餓死しそうな
牛や豚などに食べ物を届けること。でも、現実問題として指摘されたように私では
足手まといになると思います。(静岡の暖かさでも風邪で熱を出しました)
とにかく今すぐできることとして募金をしました。自分のできることで精一杯応援を
したいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
また、修巳は各地で「チャリティライブ」を行います。もちろんノーギャラで募金は全て
被災地に送ります。情報はその都度informationに載せますので、お近くの方は
ぜひご協力ください。
  
3月13日 「今できること」
地震の時、私と娘は毎日行くスーパーにいました。棚を見ていたら、ぐらんと揺れを
感じました。めまいか、、と思いましたが、その次の瞬間店が右に左にゆらゆら揺れ
始め、奥から出て来た従業員が「地震です!ガラスや棚から離れてください!」と
叫びました。揺れが治まってから慌てて家に帰りましたが部屋の中はいつもと変わ
りなく、その後の余震でシャンデリアがぐらんぐらん揺れましたが、くーちゃんは熟睡
していました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私がいつも見るブログに「今できること」という一文が載っていました。これは別の
ブログを書いている方で地震の支援経験がある方の文の転載です。とても考えさ
せられました。ぜひ皆さんもお読みください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・個人が物資を送らない
数箱程度の雑多な物資は仕分けや物流の邪魔になり、逆に現地の負担となります
必需品であってもこちらが思っている以上に役に立たない場合がほとんどです。
例えばカイロやマスクを集める大運動が起こったこともありましたが、
現地のニーズとミスマッチも甚だしく、ゴミにしかなりませんでした。
政府や自治体からの要請を受けたものを企業の立場で供給してください。
くれぐれもネットやTVで流される善意のデマに踊らされないよう。
「〜が足りない」という局地的な情報に踊らされないよう。
  
・折り鶴や寄せ書きの類を送らない
捨てられない善意のゴミとして、 ただでさえスペースのない避難所を埋め尽くします。
被災現場と我々の住む場所では、状況に際して相当の温度差があります。
こちらで書かれた薄っぺらな励ましは被災者が読んでも心温まるものではありません。
都合の良い感動ストーリーは生まれませんので、学校や幼稚園でこの手の活動をす
るのも控えてください。
 
・一番役に立つのは義援金
食料等の不足は自衛隊の炊き出し体制が整うここ数日の問題です。
必要な物資があれば、すでに企業や自治体ルートで手配されているでしょう。
今後、個人ができる最大の支援は、お金を送ることです。
種復興に使える他、被災者個人にも分配され、生活の再建に活用できます。
少額であることに気後れする必要はありません。
物に代えず、お金で送りましょう。
また、怪しげな街頭募金や中抜きされるユニセフなどでなく、
今後設置される国や被災自治体の窓口宛に直接送金しましょう。
 
・状況が落ち着くまでボランティアは自粛
部外者の不用意な立ち入りは、復旧作業の害にしかなりません。
居ても立ってもいられないボランティアマニアの方はくれぐれも自重してください。
実際、何の技能もない素人が短期間でやれる支援など限られています。
被災者に感謝されながらワイワイ瓦礫を片付けるような作業も発生しません。
これから先、避難所での生活支援等、人手が必要な状況にもなってきますが、
現地ボランティアセンターの設置を待ち、その指示に従うことが大原則です。
また、高い交通費をかけて駆けつけるのなら、
その分を募金をしたほうが遥かに有用な貢献ができます。
 
・災害商売・詐欺に注意
信じられないことですがこうした状況を商売にする企業、団体も多く存在します。
崩れた街に入り込んで泥棒を行う輩も少なくありませんでした。
ちなみに被災地で有益な活動をしていたのは社協や日本財団、
医師や看護士に代表される各種技能団体の技術者派遣くらいなもの。
真っ先に自分たちの活動資金を募るような類はまずアウトです。
もちろん、しっかりした団体もありますが、一つ一つ判別して示せないので、
基本的にNPOや民間団体の支援活動や募金には近づかないよう申し上げます。
  
・横浜でパニックを起こさない(書いた方が横浜です)
すでにこちらでもコンビニやスーパーでの食料買い占めや、
ガソリンの品切れも報告されているようです。
被災光景を見ると、何かと不安になってしまう気持ちも分かりますが、
こちらの生活はほとんど壊れていませんので、日常を冷静に過ごしましょう。
首都圏の生活が安定しない限り、現地の支援もおぼつきません。
店の棚にパンやカップ麺が無くっても、それは一時的な混乱です。
何の問題もありませんから、どうぞ平然と対応してください。
米でもパスタでも好きなもんを食ってください。
  
ただ、不必要な外出や電話の自粛、節電、節ガソリンを心がけ、
インフラへの負担を減らすことも大事だと思います。
ほんとうに必要な人々が使えるように。
   
我々は何も出来ず、歯がゆいばかりですが、
当座は何もしないことが助けになる場合があります。
一人でも多くの人が助かるよう祈りましょう。
   
3月11日 「花粉症と風邪」
先週から花粉症の症状が出始めたのでマスクをして気をつけていましたが、鼻水
鼻詰まりを繰り返しだんだん喉が痛くなって来ました。のど飴を舐めて薬を飲んだ
けれど喉の痛みは増すばかりで、そのうちに体がだるくなってきたので熱を測った
ら37度8分ありました。体はしんどいけれど一日寝込むほどではないから、自分の
仕事や、仕事場から実家への父の送迎は休まずやりました。熱より困ったのは鼻
が詰まって匂いや味がわからなくなったこと。一番体調が悪かった3日間は修巳が
朝食を作ってくれたので、あとは適当にやりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8日の夜遅く娘が帰って来ました。持ち物を紙に書き出して気をつけていたのに
一番肝心なコンタクトを忘れて来てしまったそうで、9日の高校36HRの同窓会に
は「やだなあ。」と言いつつメガネで行きました。このクラスは2年3年と持ち上がり
でしたが教師を含めみんな仲が良かったです。残念ながら日時の都合が合わない
子も多かったのでまた夏休みにも計画するそうです。そして昨日は静岡に用があり
修巳と娘と3人で出掛けました。デパートを2軒回ったのですが階を上がったり下が
ったり、フロアのあっちからこっちへと移動したりと結構歩きました。お店を見て回る
のは大好きですが普段ほとんど出歩かないので疲れました。昨日になってようやく
匂いや味がわかるようになりました。3人で食べた地下街のラーメンも美味しかった
です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今月は大きな仕事があり、その間にこなさなければいけない事もたくさんあるので
もう体調をくずさないように気をつけます。
         体調が良くても寝てばかりのくーちゃん
  
3月3日   「老い」
「私も年をとったなあ」と感じることが多々あります。「あ〜アレだよ。ほら、アレ。」と
ちっとも名前が出て来ないことが何度もあるし、電子レンジを開けたら温めたのに
出すのを忘れた昨日のおかずのお皿があったり、2階に上がったはいいけど何を
しに来たのか忘れたなんてこともちょくちょくあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近娘に「何度も話し掛けているのに聞こえていない。」と言われますが耳が遠い
わけじゃないんです。若い時は同時に複数のことを考えたり、言われることを聞き
分けて返事をしたけれど、今は一つのことを深く集中して考えるので他の音が耳
に入らなくなるんです。(といっても特別程度がひどいわけじゃありません)
耳が遠いというなら修巳の方が遠くなりました。テレビなんか心臓がバクバクする
くらい大きな音量で観ています。(私はこれが苦手。戦争映画の機関銃の音など
ダダダダダ!!ってもの凄い音ですから)修巳の母が早くから耳が遠く補聴器を
使ったりしていたので遺伝もあるのかもしません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日仕事から帰って来たら「車の後ろ開いてたぞ。」と修巳に言われました。一瞬
なんのことかと思いましたが、じつは友人から「要らない物がまた出たから取りに
来て」と言われて取って来て後ろの扉を上げて品物を出して家に運びいれ、扉を
開けたことなどすっかり忘れて違う車で出掛けてしまったのです。修巳が帰るまで
2時間ほど車の扉が開けっ放しでした。(昨年は車から降ろした荷物を家に運び入
れ、玄関を全開していたことを忘れてそのまま仕事に出掛け、夜帰るまで3時間も
玄関が開けっ放しだったということがありました)
また、お店を出て駐車場に来て一瞬どこに車を止めたかわからなくなることもあり
ます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
確実に老いているんだなあと寂しくなりますが二人ともまだまだ若い(つもり)です。
修巳は今年還暦ですが、先日の演奏会で40歳?と言われました。
              写真SBS学苑