20010   3月
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3月31日 「出発」
昨日は娘の引越しでした。修巳の主張を聞いてすべての荷物を2日かけて
修巳の車に積みました。車の天井辺りまで荷物でいっぱいになり東名を走る
のにヒヤヒヤしました。雪をかぶった富士山が青空に映え御殿場辺りは前日
の雪が残り山々の木に一斉に白い花が咲いたような美しい景色でした。
事故のために途中で高速を降りることになりインター出口から一般道が渋滞
したため、マンションに着いたのは予定より2時間も過ぎてからでした。
     
修巳が車から荷を降ろし、私がエレベーターで3階に上げ、3階で娘が受け取
るという手順で搬入しましたが、エレベーターは延長がきかずすぐ閉まってしま
うし玄関はオートロックの自動ドアで中からしか開かないため、普段はいいの
ですが荷物の搬入はやりにくいマンションでした。それでも娘の部屋がエレベ
ーターを降りた目の前なので助かりました。荷をほどいたり組み立てたり、宅配
便を受け取ったりガス会社の人が来たりで時間はどんどん過ぎました。まだ買っ
ていなかったテレビとプリンターを修巳と私とで選びに行き、スーパーで娘の好
きそうな食材を買い、部屋に戻って今度は持ち帰るゴミやダンボールをまとめ、
午後7時25分にマンションを出ました。娘が家を出る時、マンションで別れる時
に一緒に写真を撮りました。手を振って別れ東名を走り10時前には藤枝に戻り
ました。
   
娘は今朝6時半には調理した朝食を、夕方には夕食の画像を送って来ました。
ポストの開け方がわからず上の階の住人に見てもらったり、洗濯機の水の出に
気をとられているうちにお風呂が溢れてしまったりと色々なことがあるようですが、
だんだん慣れていくでしょう。明日は大学の入学式。縄巻家にとって最後の入学
式なので実家の母と一緒に行って来ます。
      
         
3月26日 「頂きもの」
度々美味しい物をくださる笛の会の青野さんから、またおばあちゃん手作りの
お餅を頂きました。いつもすぐ冷凍して必要な分だけ使います。一番喜ぶ娘は
あと3日で出発です。今回冷凍した分は娘の新しい住居に持って行きます。
「ぽると」というお菓子も頂きました。長崎土産だそうです。有難うございました。
  
       
 
3月22日 「部屋」
娘が大学に入って住むマンションは会社が仲に入っていて、その規約のため
前住人が住んでいる間は部屋の中を見るのは写真でしかできませんでした。
その方が先週20日に退去されたので昨日修巳と娘と3人で車で部屋を見に
行きました。東名焼津インターから目的のインターまで2時間10分でした。
そのまま順調に行けばそこから20分ほどでマンションに行けるはずでしたが
初めて行く場所で大きい道路に合流する道がわからず迷ったりしたため予定
より20分ほど遅れてマンションに到着しました。
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娘が仲介の会社に鍵を取りに行く間に私と修巳は電気店で一人暮らしのため
のセット品を選びに行きました。冷蔵庫、洗濯機、オーブンレンジ、掃除機の4
点セット(すべてPanasonic)にして、インターネットをやることで3万円引き。私
が藤枝の店で貯めたポイント分をさらに引いてもらったのでだいぶ安くなりまし
た。戻って来た娘と合流して部屋を見に行きました。前の方が綺麗な使い方を
してくれたらしく、また、その方が退去されてから半日で業者が清掃してくれて
あったので想像以上に綺麗で広く、清潔感溢れた部屋でした(築7年)。3階の
角部屋で出窓もあるため開放的で明るく、一人暮らしには十分だと思いました。
30日に修巳の車で引越しをして4月1日に入学式。一週間のオリエンテーション
の後、楽典(音楽理論)の試験があります。あと一週間で行ってしまうと思うと
寂しいですが、第一志望の大学に入れたのですから一生懸命頑張って成果
をあげて欲しいと思います。
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それにしても都会は人が多い!デパートや電車の中はもちろん、横断歩道を
歩く人数も多いですね。自分も東京に4年間住んだけど、こんなに人がいたか
なあと、遠い記憶を手繰ってみたりしました。
  
3月18日 「あれこれ」
姪が泊まりに来ています。娘は一人っ子なので姉が出来たように喜んでいます。
姪の方が5歳年上ですが感じが若いので娘と同級生みたいです。今日は修巳
が食事する時に姪が同じ時間に食事になり、テレビを観ながら修巳がいろいろ
話すのを面白そうに聞いていました。山菜や筍などの漢字に関するクイズ番組
でしたが修巳が、小さい頃母親がこうやって調理してくれたとか、筍を山で探す
時のコツとか話しながらクイズに正解して得意になってお箸を挙げてガッツポー
ズするのを見て声をあげて笑っていました。苦労の多い姪なので、ひとときでも
楽しく過ごしてくれたら嬉しいです。
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猫が虐待されて死んだニュースを観ました。以前にも何回かこういうニュースを
耳にしましたが絶対に許せません。多分昔から動物を虐める行為はあったと思
いますが、聞くほどに、残忍な行為に犠牲になった動物が哀れでたまりません。
最近は虐待するために里親に名乗り出るケースが増えているとブログで警戒を
呼びかけている文をたくさん目にします。里親を探す時にそこまで見抜くのも大
変ですが、渡す時に引き取り手の自宅にあがらせてもらう、誓約書を書く、年に
何回かは様子を画像で送ってもらうなどは必ずやらなければいけないし、地域
の住民みんなで町の様子を見守っていかなければいけないと思いました。
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長い冬の間、生きているのか疑ってしまうくらい枯れ木の様な表情をしていた桃
の木の蕾が、この2日ほどで一気に膨らみました。今日レッスンをしながら何か
気配を感じて窓の外を見たら桃の花がふたつみっつ開いていました。花が開く音
など聞こえるはずがないのですが、何か窓の外を見なければいけないような感じ
がしました。瀬戸川の桜も一つ二つ花が開き始めました。いよいよ春到来です。
陽が明るさを増していくように明るいニュースを聞きたい気持ちです。
  
3月14日 「車にいたのは」
娘が静岡でレッスンを受ける時は大抵送って行きますが、待っている間に近く
のスーパー(フードマーケットmam)で買い物をします。このお店は惣菜やお弁
当が豊富なので、家で食事をする間もなく送って来た時はお弁当を買って車で
食べながらレッスンが終わるのを待つこともあります。
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先日娘を待ちながらお店で買ったお弁当を食べていたら、駐車場に入って来た
車が私の一つ空いた隣りに止まりました。止まるなり何か大声をあげています。
見るのは悪いので下を向いていましたが車から降りて来たのは小太りのおばさ
んで車の中にいる誰かに向かって小言を言っていました。「なんで留守番できな
いの?ちゃんとできなきゃだめでしょう?」「昨日あんなに言ったのに食べてばっ
かりいるから調子が悪くなるんだよ。」「いつからそんな子になったの?店には
連れていけないからね。」「ここで待ってなきゃだめ。」と立て続けに言った後も
まだ何やら大きな声で小言を言っています。車内にいるのは小さな子らしく口ご
たえもしません。私はいい加減首が痛くなりましたが急に頭を上げるのもどうか
と思い痛いまま煮豆やフライを食べていたら、やっとおばさんが店に入って行き
ました。しーんとした車の中でべそをかいているだろう子供を見るのも悪いとは
思ったけど首も限界だったので顔を上げて横を見たらその子と目が合いました。
                           
  
                                 
  
3月9日 「広島から」
雨続きです。今年もまた広島から「いかなごの釘煮」が届きました。修巳の広
島大学時代の友人で箏をやっていた方(女性)が毎年この時期に送ってくださ
います。(とても綺麗で先輩達に可愛がられた方だそうですが私は一度もお目
にかかったことがありません)「いかなご」は「玉筋魚」と書きます。稚魚を新子
(シンコ)というそうですが、その稚魚を醤油、砂糖、生姜で煮詰めると出来上が
りが折れた釘の様に見えるので「釘煮」という名前がついたそうです。昨年は
「不漁で手に入りにくくて、、」と書いてありましたが今年はそういうことが書いて
なかったので豊漁なのかもしれません。いずれにしても、毎年忘れずに送って
くださるこの釘煮は大変美味しくて家族で感謝して食べています。
             
大きなパックいっぱいの「いかなごの釘煮」左下が欠けているのは写す前に
食べたからです
   
3月6日   「晴れの卒業、雨の演奏」
強い雨が去り、それまでの天気が嘘の様に晴れ上がり気持ちの良い青空が
広がった昨日5日は娘の卒業式でした。入学式は修巳と二人で出席しました
が、昨日は修巳は演奏の仕事があるため私だけ行きました。体育館に入って
来た生徒達を見ると入学した頃の幼さからすっかり脱皮し大人の顔をしていま
した。卒業証書を受け取りに立ち上がって歩いて行く子供達を見ているうちに
3年間の様々な出来事が頭を巡りました。部活の帰りが遅くなると必ず一緒に
帰ってくれた先輩達、楽しかった宿泊訓練や遠足、2週間のホームステイが
苦しくてアメリカから何度も電話を掛けて来た修学旅行、たくさんできた友達、
燃えた学園祭、慕ってくれた後輩達、細かいこと一つ一つを面倒見て心配し
てくださった先生方、、私も娘と共にたくさんの事に関わって来ただけに思い
出すと胸が熱くなりました。娘にとって最高の3年間だったそうです。親として
心から学校に感謝しています。
変わって今日はまた雨模様。菊川に演奏に行きました。文化協会で修巳の
コンサートを計画してくださり私も一緒に演奏しました。休憩後の2部の初め
に文化協会の箏と尺八の皆さんと2曲合奏をしました。いつも修巳一人か私
と二人が多いのですが合奏は違った楽しさがあっていいなあと思いました。
合奏が終わって楽器の位置を変える時に、ドレスとパンプスでは重い楽器を
動かすのが大変で手伝ってもらおうと立ち上がって修巳の方を見たのですが
譜面台や尺八の台などを動かしていてまったく気付いてくれないので、仕方が
なく自分で楽器を押しましたが案の定ドレスが足にまとわりつき無様に転んで
尻もちをついてしまいました。お客様が笑ったのは当たり前ですが恥ずかしくて
惨めだったのと転んだ私を見ても助けに来てもくれない修巳にちょっと腹が立
ちました。やっぱり手伝ってくれるまで待っていれば良かったです。演奏が終わ
ってから帰って行くお客様に挨拶をしましたが皆さん喜んでくださって嬉しかった
です。機会があればぜひまた呼んで頂きたいと思いました。
   
3月3日    「旧暦で」
今日は桃の節句、雛祭りです。私のところでは雛祭りも七夕も旧暦でやります。
スーパーもそれを承知していて4月、8月にやる人達のためにお菓子や飾りを
ふた月店頭に出し続けます。私が小さい頃はお内裏様とお雛様の二人だけの
飾りを母が飾ってくれました。二人だけといってもとても美しい顔で体も大きく、
三段の台座の上に座ったお雛様の金色の冠は最近のお雛様には見られない
大きなもので飾りが垂れ下がって綺麗でした。特に形式ばったことはしません
でしたが、ひし餅やひなあられなど二人の前に一度お供えしてから食べた記憶
があります。
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娘が生まれて初めてのお節句を迎える時、修巳は「飾るのが大変だから」と反
対しましたが私は長年の憧れだった七段飾りを買いたいと我を張り展示場に一
緒に行ってもらいました。その時の展示場には人形工房が直に持ち込んだ飾り
が何種かあり、その中でなんとか払えそうなものを選びました。着物の柄は地味
ですが淡い色彩が綺麗で、飾られたものの中では一番顔がいいと思いました。
修巳の指摘の通りで娘が幼稚園にあがる頃までは一生懸命飾りましたが、その
うちに物が増えたり猫の悪戯を避けるために飾ることがなくなり、最近は箱から
出すこともしなくなってしまいました。やっぱり簡単に飾れるものにすれば良かっ
たと少し後悔しています。目のあるものをずっと箱に入れっ放しにするものでは
ないし、娘が結婚する時に綺麗な状態で持たせてあげたいので、今年は点検も
兼ねてちゃんと飾ろうと思います。