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2017年  10月
10月31日 「あと半年」
免疫力が低い8月になんとか避妊手術を終えてほっとしたと思ったら、やたらと体を
痒がるようになり、目の周りは真っ赤っか、背中もわき腹もどんどんが抜けて皮膚が
透けるようになってしまいました。病院で療法食を食べさせるように言われたので缶詰と
ドライフードを買って与えていたら、今度は副作用でひどい下痢状態になりました。
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ちょっとジャンプしたり、向きを変えたり、寝ようとするだけでどんどん漏れてしまうので、
以前、闘病していた子に使ったオムツが残っていたのを試してみましたが、華奢な体型
なのでゆるゆるでだめでした。ペットシーツを敷き詰めてみたら?と言ってくれる人も
いましたが、生徒がレッスンに来るのでなかなか難しく、抱っこする時もペットシーツ
腕に広げてからという状態でした。
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皮膚を治すための療法食でしたが先生と相談して中止し、それから2週間ほどでなんとか
下痢は治りました。皮膚もだんだんに毛が生えて来て、それほど痒がらなくなりました。
先生がまず食事から変えようとするのは納得できることで、たいていのは平気なんだと
思いますがはだめでした。
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推定ですが10月1歳になりました。9月半ば頃からぐんと体重が増え、顔が丸く
なりました。紙のようにぺらぺらだった体がしっかりして来たのは嬉しいですが、今でも
下痢したり連続でくしゃみをすることがあり、ちょっと心配です。
                  
       
外から帰った時、ほぼ毎回が玄関に迎えに来るので、に話しかけるのが先になる
ことが多いですが、基本、くーを探し、くーに挨拶をしてからの名前を口にするように
心掛けています。先輩が優先です。
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心の支えだったとらが亡くなってからはくーがずっと側にいてくれました。気が強く、賢くて
丈夫で、片目とは思えない俊敏さで暮らして来ました。そのくーちゃんが左足を引きずる
ようになった時はとてもショックでした。今は関節炎の痛みに効くという、緑イ貝というサプリ
(サプリといってもちっちゃなケーキみたいです)をご飯に混ぜて与えています。
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17歳という高齢なので腎臓に配慮した食事にし、はだいぶ食欲が落ちて痩せたので
心配したものの、9月に入ってからは食欲も戻ったので喜んでいました。10月に三日間
帰省したくーを撫でていた時、「ここ、こんなに膨らんでいたっけ?」と言うので、
触っていたくーの鼻の上を触ってみたら、ぼこんと硬く膨らんでいました。
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急いで病院に連れて行き、細胞の検査をしてもらったところ、ちょっと気になると言われ、
外部の検査機関でもっと細かく調べてもらいました。結果を聞きに行く時は修巳に一緒に
来てもらいました。「ちょっと気になっていたところですが、残念ながら悪性の腫瘍でした。」
と先生が申し訳なさそうにおっしゃいました。
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いろいろ説明を受け、意見を出しあった結果、高齢なのと、やったとしても思う様な効果は
期待できないということで「手術はしない」、リンパ系のものではないし副作用もあるので
抗がん剤も投与しない」ということになりました。そして、先生が「せめてこれだけでも」と
勧めてくださった「姫マツタケ」の液状のものを猫用ミルクに混ぜて与えることにしました。
姫マツタケ免疫を上げるものです。
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毎日、毎日、顔を見て頭を撫でていたのに、なぜもっと早く気がついてやれなかったのか
くーちゃんに申し訳ないです。頭と鼻筋のちょうど中間くらいのところなのと、サビ猫の特徴
である毛の色でわかりにくかったのと、元々少しおでこが出た顔だったのと、、、いろいろ
並べるのは言い訳に過ぎません。「あと半年くらい、、」という先生の言葉がはっきり頭に
残りました。
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くーちゃんは今、元気です。自分でトイレにも行くし食欲もあります。これからどうなるかわか
りませんが、もしかしたら半年を越えてくれるかもしれない。最後の最後までくーに寄り添い
たいと思います。
                       
10月14日 「5月のこと」
5月子猫が来て、てんてこ舞いの日々を送っている頃、藤枝市白ふじの里ホタル
まつりがあり、今年も修巳が演奏で参加しました。まつりの日は人がいっぱいで車も
止められないことを知っているので私は行きませんでしたが、次の日の夜、修巳
誘ってくれたので白ふじの里に行ってみました。
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真っ暗な川辺に目が慣れて来ると、たくさんのホタルが舞っているのがわかりました。
とても幻想的な光景で、昔話の本の中に入ったみたいでした。今まで見たことがない
くらいの多さだったので思わず「わぁ!」と声を挙げたのですが、地元の人が言うには
ホタルは年々減っていて、数年前はもっともっといたそうです。翌日にはを連れて
行きました。「何年ぶりかでホタルを見た。」と、とても喜んでくれました。
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ホタルが舞う写真は撮れなかったので、9月に同じ川辺に咲いた彼岸花の写真を
載せます。
  
        
彼岸花といえば、、は小さい頃から彼岸花が好きです。「私が死んだら周りを彼岸花
でいっぱいにして欲しい。」が口癖です。「時期じゃなかったらどうするの?」と聞いたら、
「その時は造花でいいからとにかく彼岸花でいっぱいにして欲しい。」と言うのです。
「できれば屋根みたいなのがついてる車にして。」と言うのですが、あのタイプの霊柩車
は製造中止になって来ています。それはともかく、に頼む時点でおかしいです。
               
       
その5月にある会社の担当の人が家に来ていろいろ話をしている時、「僕はO市出身
ですが交際している女性がそこにいて、今度帰省する時に彼女のお母さんが喜ぶ物を
贈りたいけど何がいいでしょう?」と言うのでびっくりしました。がとても好きな人だと
言うので、「季節的に紫陽花はどうですか?今はとっても綺麗な品種があるんですよ。」
と言って知人が撮った紫陽花の写真を見せたら、花屋で聞いてみますと喜んで帰って
行きました。彼女のお母さん、喜んでくれたかなあ。
    知人の画像が見当たらなくなってしまったので、ネットからお借りしました。
              星花火という種類です
        
5月の一番の思い出はなんといっても義父の四十九日の法要です。朝早くに実家の
の代わりに地区の草取りに行き、その後ですぐ支度をして修巳の実家に向かいまし
た。修巳はこの日、演奏の仕事があったので一人で遺影に手を合わせました。
訪ねて行くといつも優しく笑ってくれた義父の顔が四角く縁取られているのがなんとも
悲しかったです。
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縄巻家のおは今まで家の裏のの上にありましたが、最近、菩提寺の敷地に移転
しました。以前ほど高くはないけれど広々とした気持ちの良い場所で、義父母が日頃から
行き来していた景色を見渡せます。この日、そのお義父のお骨を納めました。
十年前に逝った義母が「おじいちゃん、来たかね。」と言っているような気がしました。
            
       
9月から10月にかけて演奏で多忙でした。今は12月の発表会の支度に追われています。
毎日午前1時を過ぎても元気があり余っているが鳴き止まず、この文も片手で猫じゃらし
を振りながら書きました。