2014年  7月
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7月20日 「頂き物」
柴田さんより  プラム             大石さんより スカイツリー土産のチョコ
              
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磐田のお弟子さん                 姉より 手作りの「ハープを弾く猫」
ごめんなさい。お名前がわかりません。
          
先月ある試験を受けました。取りたい級に初めて挑戦したんですがなかなか難しかった
です。私が挑戦した級に合格したのは、その日は私一人でした。それをお祝いして姉が
上の写真の「ハープを弾く猫」を紙粘土で作ってくれました。可愛い飾りや白い花をつけたり
してくれてキラキラ光っているのですが、うまく撮れなくて申し訳ないです。
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 梅の実会より ある会員様の手作りの湯呑み      梅の実会より
            
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この他、鈴木さん(磐田)より「鰻」内藤さんより「桃」勝治さん(おばあさま)より「メロンと
お菓子」高松さんよりクッキー茂津目さんより「ちりめんじゃこ」越智さんより「北海道の
魚の燻製」など、たくさん頂きました。また、修巳が演奏で伺う各所のお寺様から「とうもろこし」
「心太」(ところてん)なども頂きました。両親、姉、友人に分けてみんなで美味しく頂きました。
皆さん有難うございました。(追記:鈴木さん(SBS) ビールを有難うございました)
       
  
7月8日   「悲しい出来事」
7月3日、修巳は新東名藤枝PAの演奏に行くために朝早くから支度をしていました。
衣装にアイロンを掛け、シャワーを浴び、持ち物を車に積み始めたので、2つの尺八
ケースのうちの黒い方を持って行きました。いつもケースは助手席に置くのでそのつもり
でいたら、バックドアを開けていたので「あれっ?」と思いました。
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一人で荷物を出し入れしやすい様に必要な機材を後部にまとめるんだなと思い、修巳が
先に置いた、弟子の山口さんお手製の木のケースの上に黒いケースを乗せ、衣装を車の
中ほどのアシストグリップ(車に乗る時に掴まる取っ手)に掛けて車を離れました。
いつもなら、修巳が駐車場から出て行くのを見ているのですが、この時は部屋着のまま
だったこともあり、急いで家に入ろうと背を向けている間に車は出て行きました。
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家の中に入ってから1~2分して修巳から電話がありました。「後ろのドアを開けたまま
来ちゃったみたいで、今見たら尺八が無い。」という言葉に心臓が止まりそうでした。
バッグを掴んで家を飛び出したら、庭に黒いケースが落ちていました。走り出してすぐに
滑り落ちたなら、もう一つの木のケースもきっと近くに落ちているはずと思って車で探しに
出たのですがどこにもありません。
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木のケースに主な尺八が全部入っているのにどうしよう。演奏時間が迫っているのに
どうする?誰かがもう拾ってしまったとしたらどうやって探せばいいだろうという思いが
頭の中でぐるぐる回っている間に葉梨方面に向かう橋にかかりました。そこで、ケースを
探しながら家に戻る修巳とすれ違いましたが、窓越しに修巳が「だめ」と手を振るのが
見えたので、余計に絶望感が襲って来ました。
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道を回って家に戻り、庭にあった黒いケースを修巳に渡しました。「これでなんとかやる
しかない」と言って修巳はまた出て行き私は家に入りましたが、一番大切なケースが
見つからないのにこれで探すのをやめてしまってはいけないと思い、もう一度探しに
出ました。そして、さっきの橋にかかった時、電話が鳴りました。
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見ると、信号の先頭で修巳が脇に車を止めて私に掛けていました。急いで修巳の車の
後ろに止めて降りたら、修巳が信号の足元の草むらからバラバラになったケースと尺八を
無言で拾い上げました。私も急いで手伝い車に運びました。毎日毎日、修巳の側にいて
たくさんの尺八を運んでくれたケースや、いろいろな曲を奏でてくれた尺八たちの哀れな
姿に声も出ませんでした。修巳が一本の尺八を見て「これの頭がない」と言うので周りを
見回したら、交差点の真ん中に転がっていました。「あれだ!」と言ったら修巳がどんどん
交差点に入って行くので、「危ない!」と言いつつ私も散らばった破片を拾いに行ってしまい
ました。
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最初に橋に来た時には気づかなかったけれど、その時にはもうそうしてあったのでしょう。
ケースも尺八も、壊れながらも全部まとめて置いてくれてありました。保護のためにケース
内に入れてあった敷物二枚も一緒でした。修巳の後から来てケースを轢いてしまった方か、
轢かれたケースと尺八が転がっているのを見た通行人か、一人なのか複数なのか、まったく
わかりませんが、集めて置いてくださった方にただ、ただ、感謝の一言です。そして、後ろを
走ってた方には心からお詫び申し上げます。
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その時は時間も迫っていたので、使えそうなものを選んで会場に行ったのですが、あとで
冷静に見直してみたら、そのままで大丈夫だったり、修復可能だったりと、想像以上に
尺八のダメージが少なくて驚きました。ただ、二尺三寸だけは口が潰れ、持ち上げる度に
漆が塗られた中のかけらがバラバラ落ちて来て、可哀想で涙が出ました。
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ケースが尺八を守ってくれた、これ(二尺三寸)が身代わりになってくれたと思うと、とても
捨てられません。長い間、有難う。
          
                                
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私は背が低く、修巳の車のバックドアが上がっていると手が届きません。ジャンプすれば
届きはしますが閉めるには力が足りません。だから修巳の車のバックドアを閉めたことが
無いのです。ケースを積んだ後で当然修巳が閉めてくれたものと思っていました。修巳は
最後にケースを積んだ私がドアを閉めたと思って発車しました。これからは、思い込みを
無くしてよく確認します。二度とこんな悲しいことが起こらないように。